御柱お休め祭 コロナ下での準備手探り

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クレーン車を使って横たえた二之御柱

コロナ禍の下、手探りながら各地区の神社で御柱祭の準備が始まっている。諏訪市小和田の八剱神社では11日、2016年の前回御柱祭で建てた御柱を横たえる「御柱お休め祭」があった。新型コロナウイルス感染防止のために人数を制限したり、重機を使ったりした。前回の約半数に当たる氏子ら約200人が参加。マスク姿で来年の御柱祭に向けて新たな御柱を迎える準備をした。

神事で安全を祈願した後、地区ごとに担当の御柱に分かれた。「二之御柱」はクレーン車でつり上げ、土中から抜いた。クレーン車につながったまま柱の底を台車に乗せ、柱に巻いたロープを数人で引っ張ってゆっくり横たえた。手作業だった前回より早めに終わった。

4本のうち最も高い約16・5メートルの「一之御柱」は、重機が近づけない位置にあるため、技術の伝承も兼ねて手作業とした。柱のそばに足場を組み、人力でワイヤを巻き取る木製装置「神楽桟」などを使って慎重に横たえた。「三之御柱」は一部重機を使い、「四之御柱」は手作業のみで行った。

柱ごとに木やりも響かせた。役目を終えた柱は各地区で持ち帰って資材にしたり、お守りにしたりする。

大久保一大総代(71)=同市杉菜池=は「密を避けるのは難しく、重機の導入は時間の短縮になって良かった」。同神社氏子でつくる御柱委員会の岩波幸一委員長(50)=同市湯小路=は「手作業は人数が多い方がいいが、けがなくできて良かった」とし、今後については「不安とやりたい気持ちの葛藤がある。先行き不透明だが、工夫してやっていきたい」と話した。

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