かたくらホテル ナイフとフォークセット完成

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諏訪のホテルと製造業の異業種連携で完成した「かたくらシルクホテル」オリジナルのナイフとフォークのセット

諏訪市の諏訪湖畔に今月22日新築オープンする「かたくらシルクホテル」と、諏訪地方の製造業者が共同製作した同ホテルダイニング専用の食卓用ナイフとフォークのセットが完成した。市の産業連携事業補助金を活用し、同ホテルと金型製作の旭(同市湖南、増澤久臣社長)が中心となって素材の削り出しから手作り。観光と製造業の新たな異業種連携で、諏訪のものづくり技術の粋を集めた逸品を生み出した。14日、諏訪市役所で金子ゆかり市長に成果を報告した。

製作には旭のほか岡谷市の前田技工、丸眞製作所、塩尻市在住のナイフ製作職人が参加協力した。

完成したのはナイフとフォーク、それらをセットするシルバーレスト(箸置き)の3品、30セット。硬質ステンレス製で落ち着いた金色のチタン塗装を施した。柄は波打った曲面形状で、同ホテルが冠するシルクにちなんで繭玉、アルファベットの「S」、ホテルのロゴマークを配してある。

ホテルのオープンにあたり、調度品から食材まで地元産に深くこだわる中で、地域活性化にもつながる異業種連携を模索。市の仲立ちで、旭に協力を求めた。同社にとって初めての挑戦。取締役の北澤勝さん(48)が中心となって昨夏から同ホテル統括支配人、雨宮清隆さん(46)と意見やアイデアを交わし、何度も試作を重ねて完成にこぎ着けた。

試作の過程では重さや長さ、柄の角度、歯の鋭さなど「提供する料理の素材、特徴に合わせて細部までこだわり抜いた」と雨宮さん。北澤さんは「段取りから素材選び、加工の技まで、創業以来、半世紀かけて培った当社の知見を全投入した」とし、「多様なものづくり技術が集積する諏訪だからこそ完成できた。3品にとどめず、製品ラインアップを広げたい」と意欲を新たにしている。

報告を受けた金子市長は「持ちやすくて手のひらにしっくりなじむ柔らかい感触」と高く評価し、「ブランド発展の芽吹きになれば」と今後へ期待を込めた。

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