小公の水揚げ量5分の1 諏訪湖のワカサギ

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諏訪湖全域で行った1回目の試験捕り。水揚げ量は乏しかった=3日午前6時、諏訪市渋崎

諏訪湖全域で行った1回目の試験捕り。水揚げ量は乏しかった=3日午前6時、諏訪市渋崎

諏訪湖のワカサギ大量死を受け、諏訪湖漁協は3日、魚の残存量を探るため湖全域で試験捕りをした。漁師13人が午前6時までの2時間、投網を打った結果、春にふ化した1年目の魚(小公)の水揚げ量は21キロと、平年の5分の1程度にとどまった。5日に2回目の調査をして今季の漁の対応を決める考えだが、藤森貫治組合長は「生き残った魚は少なそうで、希望を持つことは難しい」とした。

漁協によると、投網漁が始まる9月初旬は例年だと、1日で150~250キロの漁獲量がある。この日の出漁者の数がやや少なめだったことを考慮しても、「本来ならば100キロは捕れていないといけない」という。ベテラン漁師の1人は「40回打って、通常の1~2回分の量しか捕れない状況だ」と話した。

一方、無作為抽出した小公32匹を調べたところ、平均体重は2・3グラムと、例年同時期の約3倍に達していた。漁協では数が減って1匹当たりの餌量が増え、大型化につながったとみている。

試験捕りは通常だと湖内の定点6カ所で行うが、魚の残存量を正確につかむ必要があるとして、投網による湖内全域の調査に踏み切った。藤森組合長は「一番大事なのは来春の採卵に向けて、その資源となる小公を残すこと。きょうと5日の結果を踏まえ、役員会で対応をまとめたい」としている。大公と呼ばれる2年目の魚の水揚げ量は10・8キロだった。

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