時短要請、備える飲食店 茅野、諏訪、原

LINEで送る
Pocket

営業時間短縮による減収を「テイクアウトで補えれば」と注文を受けた料理を盛り付ける矢野さん。各飲食店では21日から始まる時短要請の備えに追われた=20日、茅野市米沢

新型コロナウイルスの感染が急拡大している茅野市、諏訪市、原村で21日、酒類を提供する飲食店を対象にした営業時間短縮や休業要請が始まる。期間は29日までの9日間。要請に応じた事業者には県が協力金を交付する。対象は3市村全域の約850店舗。飲食店は20日、備えに追われた。

諏訪市大手の「鳥梅やきとりコーナー」。店主の進藤実さん(46)は、午後8時までの時短要請に応じる考えだ。消毒や飛沫防止パネル設置、30分ごとの換気、オゾン発生装置などあらゆる対策を講じてきた。「出された条件の中で、安心して過ごしていただける環境をしっかり整えていく」と前を向いた。ただ周辺のスナックでは29日までの休業を知らせる張り紙もみられる。

バーの営業開始が午後6時からのため、要請期間中は夜の営業を休むことを決めた原村のゲストハウス&バー「ミクハウス」。オーナーの宮坂美久さん(40)は、利用者の安心にもつながればと飲食業者対象のPCR検査の申し込みも済ませたが、結果が出るまで「不安でしょうがない」とこぼした。

「茅野で大勢出ているし、変異株も不安だから要請は組合員も理解している」。茅野市内約130店舗でつくる茅野飲食店組合の伊藤和明組合長(72)は、組合として要請に協力し局面を打開したいと話す。ただ、組合員からは「感染拡大で客足が減り、さらに時短要請。仕込みをどの程度すればいいのか…」と不安の声も聞かれる。

先が読めない客足に、さらに売り上げの減少も気がかりだ。茅野市米沢のそば割烹「呉竹房」では、昨春から始めたテークアウトで減収分を補いたい考え。3種類の丼ぶりを通常の1000円から800円に値下げして提供する。店主の矢野誠二さん(50)は「テークアウトの固定客も増えている。生活のためにも、わずかでも売り上げを伸ばしたい」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP