知立市野外センター廃止 伊那市西春近

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廃止が決定された知立市野外センター=伊那市西春近

伊那市の友好都市、愛知県知立市は、伊那市西春近に設置していた「知立市野外センター」の廃止を決めた。当初の目的だった野外教育の拠点としての役割を終えたことや利用者の減少、施設の老朽化などが理由という。知立市議会3月定例会で同センターの廃止に関する条例が可決され、4月1日施行された。移行期間として今後2年間は継続利用できる。

両市は同センターの建設がきっかけで交流が始まり、1994年11月に友好都市を締結した。同センターは知立市内の小中学生が自然環境の中で共同生活を通じて健全な心身を育む目的で設置。愛知県内外の数カ所の候補地の中から、自然環境や景観が優れていることを理由に伊那市が選定されたという。

95年6月にオープン。管理棟(研修室、多目的ホール、実習室など)、宿泊棟(ケビン5棟)、キャンプ場(テント56張り)などがあり、知立市内の小中学生の林間学習などのほか、伊那市民もイベントや野外活動の場として利用してきた。

しかし、建設から約25年が経過し、野外教育の拠点としての役割を終えたと考えられることや、年間利用者が2010年度をピークに減少し、今後も利用者の増加が見込めないこと、施設の老朽化に伴い大規模な改修費や修繕費が見込まれることから廃止を決めたという。

土地は知立市の所有地で、跡地の利活用については今後2年間で検討する。廃止決定後も知立市内の小中学校が完全に愛知県内の施設に移行したり、知立市民に周知したりする期間として23年3月末まで2年間は継続して利用が可能。この間は伊那市民も同様に利用できる。

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