伊那の勘太郎テーマに討論 井月さんまつり

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井月と伊那の勘太郎を取り上げたシンポジウム

井月と伊那の勘太郎を取り上げたシンポジウム

第4回千両千両井月さんまつりは3日、伊那市のいなっせで開幕した。初日のシンポジウムは「井月と伊那の勘太郎~アウトローへのまなざし」がテーマで、戦中、戦後に大ヒットした映画の主人公「伊那の勘太郎」を取り上げ、映画で描かれた時代に伊那谷を漂泊した井月を見詰め直すきっかけにした。

シンポジウムでは伊那市出身のフリー編集者・ライターの伊藤春奈さんと国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学名誉教授の高橋敏さんが話題提供し、井上井月顕彰会会長で映画監督の北村皆雄さんの司会で意見を交わした。

伊藤さんは映画「伊那の勘太郎」の題材になった水戸天狗党の信州行軍と平田国学の伊那谷への浸透を説明し、井月との接点について可能性を語った。高橋さんは「アウトローというと悪いイメージを持ちがちだが、定住社会から離脱した人たちこそ文化をつくるオルガナイザーの役割を果たした」と解説した。

江戸末期から明治初期に伊那谷を漂泊した俳人、井上井月(1822~87年)をより多くの人に知ってもらうためのイベントで、実行委員会などが主催。3日は「井月と山頭火」を取り上げた映像・シンポジウムや、映画「伊那の勘太郎」(1943年作品)の上映もあった。

4日は午前10時30分から第25回信州伊那井月俳句大会、午後1時からは俳人で銀漢俳句会主宰の伊藤伊那男さんの講演「句から覗いた井月~酒と食べ物」がある。

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