例祭で2年ぶり「射礼」 諏訪の習焼神社

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習焼神社の例祭に合わせて流鏑馬社前で行われた古式祭での射礼

諏訪市湖南の習焼神社(有賀寛典宮司)の例祭は22日、同神社と周辺で行われた。例年、同神社の近くにある流鏑馬(やぶさめ)社で、神職が東西の天地に計4本の矢を放つ古式祭での「射礼」を行っているが、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止に。今年は2年ぶりに射礼を行った。

同例祭は、かつて諏訪大社上社の大祝諏訪氏が旧暦3月辰の日に参向し流鏑馬などを行い、氏子は春一番のごちそうの草餅を作り祝ったという。現在は上社の「酉(とり)の祭り」から7日後の日に上社から参向使を迎えて行う。名残として草餅を供えるため、通称「草餅祭り」と呼ばれている。

例年は氏子らが行列をなし、薙鎌(なぎがま)や五色旗、供物を手に神社から約300メートル離れた流鏑馬社に参向しているが、今年は感染予防のため参列者を例年の約半分の15人ほどにし、何も持たず行列のみにした。流鏑馬社では神事の後、神職が鏑矢(かぶらや)を弓につがえ、五穀豊穣(ほうじょう)や病魔退散を祈りながら矢を放った。社殿には1升1合の草餅で作った鏡餅を奉納した。

毎年、区内4町内会が交代で奉仕しており、今年は野明沢町内会が当番を務めた。同神社総代主務の関俊秀さん(66)は「昨年は神事のみだったが、今年はいつもの祭りらしくなりうれしい。区内の安全やコロナの早期収束を祈りたい」と話していた。

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