伊那市の仙流荘 5月1日営業再開

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5月1日から1年ぶりに営業を再開する「仙流荘」

伊那市の第三セクター伊那市観光が運営する同市長谷の宿泊施設「仙流荘」が5月1日、1年ぶりに営業を再開する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年4月から休業していた。今後は南アルプスの玄関口として夏山シーズンを中心とした山岳観光に特化した施設とし、営業期間を宿泊、日帰り入浴とも5月1日~10月31日に短縮。冬季は閉鎖する。

市は新型コロナへの対応に合わせ、赤字が状態化し、伊那市観光の経営悪化の要因となっている宿泊施設をいったん休止し、再構築を検討。仙流荘については、利用客が少ない冬季は「収益が見込めない」として閉鎖し、市営南ア林道バスの運行期間と連動させる形で夏山シーズンを中心とした営業形態への見直しを決めた。

営業再開に当たっては、感染防止対策を徹底。玄関には自動検温装置を設置するとともに、玄関と各部屋入り口に手指用の消毒液を配置する。館内の換気や消毒も行う。日帰り入浴はこれまでの午前10時~午後9時から、午前11時~午後8時に短縮。宴会については、人数制限を検討するという。

一方、登山客の利用に配慮し、玄関で靴を脱がずにそのまま自分の部屋まで行けるようにしたり、南ア林道バスの始発時間に合わせて朝食の時間を早めたりする見直しも行った。

伊藤雅施設長(67)は「夏山に特化した施設として登山客の利用を図っていきたい」と説明。また、コロナ禍で注目される近場の観光「マイクロツーリズム」も意識し、「繰り返し利用してもらえるよう取り組んでいきたい」と話している。

南ア林道バスは25日から戸台口~歌宿の運行を開始。例年は6月15日から北沢峠までの運行となるが、林道の災害復旧工事のため、北沢峠までの運行開始時期は未定。南アの山小屋については、北沢峠こもれび山荘が4月25日から営業を始めるほか、仙丈小屋、長衛小屋が6月中旬から、塩見小屋、大平小屋が7月初旬からの営業開始を予定している。馬の背ヒュッテは当分の間休業。

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