最高賞に伊那の小林さん 伊那美術展開幕

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多くの力作が展示された第92回伊那美術展

多くの力作が展示された第92回伊那美術展

第92回伊那美術展(伊那美術協会主催)が4日、伊那市の県伊那文化会館で開幕した。会員のほか、一般、高校生を含めて日本画、洋画、彫刻、工芸の各部門に計151点が出品された。最高賞の伊那美術協会賞は伊那市日影の小林洋子さん(64)の染色「碧の韻」が選ばれた。会期は11日まで。

小林さんの作品は絹の生地に青色の染料を重ね塗りすることで深い青色を描き出し、深海を思わせる心象風景を表現。審査では「透明感のある碧の色使いが美しく、技術的にも大変優れている」と高い評価を受けた。

染色を始めて40年になるという小林さん。20年ほど前から芸術的な表現に取り組むようになり、全国、県レベルの展覧会でも受賞経験があるという。今回の受賞については「試行錯誤、発展途上の作品で、思いもよらない受賞。とてもうれしい」と喜びを語っていた。

会場には小品から150号までの絵画を中心に力作がずらり並び、日ごろの創作活動の成果を発表。高校生からも洋画33点の出品があり、若さあふれる新鮮な表現が目を引いていた。

同協会の北原勝史会長は「100号以上の大作が増え、積極的な創作意欲が見受けられる活気あふれる展覧会になった」と話し、多くの来場を呼び掛けている。

入場無料。時間は午前10時~午後5時30分(最終日は午後4時まで)。月曜休館。10日午後1時50分からは特別企画として次世代育成事業「高校生・今日の美術考」を開催。出品者の高校生によるパネル討論などを行う。

受賞者は次の皆さん。

▽伊那美術協会賞=小林洋子(伊那市日影)▽伊那市長賞=大澤政和(伊那市中央)▽駒ケ根市長賞=畑斡子(伊那市手良)▽伊那市教育委員会賞=下島和子(駒ケ根市中沢)▽県伊那文化会館館長賞=倉田多喜子▽会員佳作賞=原美子(辰野町中央)丸山勝己(伊那市高遠町)今井京子(駒ケ根市東伊那)平松順子(宮田村)下島広子(駒ケ根市赤須東)吉田冴子(箕輪町長岡)▽奨励賞=伊東重明(伊那市上の原)増沢英徳(辰野町上辰野)石川麻優子(辰野町沢底)伊藤和義(伊那市美原)浦野真吾(伊那市高遠町)▽新人賞=飯島園江(伊那市東春近)小林朝子(伊那市西箕輪)▽ジュニア大賞=赤羽日向(伊那市上の原)▽ジュニア準大賞=北原あさか(南箕輪村)浦野咲紀(宮田村)▽ジュニア奨励賞=唐澤みどり(宮田村)小池芙衣美ライラ(伊那市西町)池上美来(南箕輪村)

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