「どぶろく祭」神事のみ 茅野の御座石神社

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どぶろくの樽や鹿肉などを入れるはさみ箱などを担いで御座石神社から大年社へと出発する氏子ら

茅野市本町区の御座石神社の「どぶろく祭」(市無形文化財)は27日、行われた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、区民が境内に集まってどぶろくを味わう催し(区民祭)は昨年に続いて中止し、神事のみ実施。氏子総代や区関係者ら約40人が参列し、古式にのっとり執り行われた。

祭りは、同社祭神の高志沼河姫命(こしのぬなかわひめのみこと)が、狩りに来た息子の諏訪大社上社祭神、建御名方命(たけみなかたのみこと)を、手製のどぶろくと鹿肉、ウドのかすあえでもてなしたのが由来とされ歴史は古い。上社年中神事の一つとして毎年4月27日に行う。

その昔は醸造当番は1軒で務め、責任は重く親戚縁者総出で手伝ったという。50年ぐらい前からは3人の当番を抽選で決めて仕込んでいる。今年も、神事で奉納する分のみ造った。例年通り大年社(茅野町)と犬射原社(仲町)にも奉納し、それぞれ神事が行われた。

区内の約560戸には、どぶろくまんじゅうと餅、お札が配られた。細田卓男氏子総代代表(64)と小尾一郎区長(64)は「『天下御免』といわれる区民の一大行事が2年続けて開催できず残念。来年こそは実施できるよう願っている」と話していた。

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