信州1075山を網羅 宮坂さんが案内本出版

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シリーズ完結となる「新版信州の山」北部編を出版した宮坂七郎さん

伊那市西箕輪の宮坂七郎さん(74)が、県内の山を取り上げた登山ガイドブック「新版信州の山」の北部編上下2巻を自費出版した。自ら登ってルートや見どころ、周辺の情報などを確認し、手描きの地図で紹介している。南部編、中部編に続くシリーズ。今回の北部編で完結となり、計5巻で県内の「ほぼ全山」(宮坂さん)に当たる1075山を網羅した。

宮坂さんは岡谷市出身。中学のときの集団登山で八ケ岳に登ったことがきっかけで山登りを楽しむようになった。登山歴は50年以上になるという。高山だけでなく、身近な里山にも魅力を感じ、足を運ぶようになった。

しかし、アルプスのような有名な山のガイドブックはあるが、里山を紹介するものはほとんどなく、不満を感じるようになった。そこで2013年にまず「信州の山」の中信・南信編と北信・東信編を出版。それでも「まだ消化不良」だったといい、17年に改めて「新版信州の山」南部編を出版。以後北部編まで続くシリーズとなった。

すべての山を登り、山へのアクセスや登山口、登山道を確認。「登山口標識や登山道が明瞭で、家族や子どもも安心して登れる山」「登山口標識や登山道があり、普通の登山ができる山」「登山口標識や登山道がなく、ピークハンター向きの山」の3段階の難易度に分けてまとめた。登山口周辺のトイレや駐車場の有無なども示した。

「アルプスのような有名な山に目が向きがちだが、身近な里山にもたくさんの魅力がある」と宮坂さん。周辺には地元の人しか知らないような神社仏閣や史跡、温泉、ご当地グルメなどがあり、「山を通じて地域の歴史や文化をより深く知ることができる。ぜひ安全に登山を楽しんでほしい」と話している。

信毎書籍出版センター発行。A4判で、北部編の上巻2000円、下巻1500円(ともに税別)。

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