「マコモタケ」収穫の秋 駒ケ根市東伊那

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マコモタケを収穫する生産者の下平さん

マコモタケを収穫する生産者の下平さん

駒ケ根市東伊那火山地区で中華料理の食材として知られるマコモタケの収穫作業が始まった。山あいの休耕田では、地元生産者でつくる東伊那マコモ組合のメンバーが、高さ2メートルほどに成長したマコモの茎から乳白色のマコモタケを取り出し、上伊那地域の農産物直売所などに出荷している。

マコモタケはアジアを原産とするイネ科の植物「マコモ」の茎が肥大化した部分。ほのかな甘みとタケノコのような食感が特徴で、中華料理のほか、天ぷらや炊き込みご飯、きんぴら、サラダの具材としても親しまれている。

東伊那の休耕田では10年ほど前から、転作作物としてマコモを栽培。当初は地元営農組合の部会が中心となって生産していたが、現在は個人の生産者のほか、農家2戸でつくるマコモ組合が計20アール、約1600株を栽培している。夏にはマコモを加工した盆ござ、秋にはマコモタケを販売。生産者の下平士郎さん(75)は「みそを塗ってレンジで焼くとおいしい。酒のさかなにお薦め」といい、収穫期には県外から買い求めに来るファンもいるという。

組合長の田村道男さん(78)によると、東伊那では当初、部会のメンバー6人が計78アールの耕地にマコモを植え付けていたが、年々生産者が減少。収穫作業に手が掛かることや、メンバーの高齢化が背景にあるといい「後継者を探して栽培を続けていきたい」と話している。

収穫作業は今月中旬にピークを迎え、10月いっぱい続く見通し。マコモタケは約300グラム入りを1袋250円で販売している。

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