時短・休業要請終了 客足回復に不安の声

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県の休業時短要請前から店を閉め、6日から営業を再開した「JERRY」。開店直後、感染対策をした店内で来店客を迎える準備=6日午後8時6分

「客足回復には時間がかかりそう」「安心はできない」-。茅野、諏訪両市での酒類を提供する飲食店などを対象にした県による営業時間短縮や休業の要請が終了し、初めての夜となった6日。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、飲食店からは営業を再開しても「今月中はお客さんは戻らないのではないか」との声が聞かれた。感染を抑止しないと一定の客足は望めないと、コロナ禍の早期収束を改めて願った。

茅野市仲町の料理店「上海酒家タオタオ」は同日夕、16日ぶりに店を開けた。対策は講じているが、感染の不安は完全には拭えない。「多くの人に来てほしいけど、感染も怖い」と店主の妻、林艶楓さん(46)。ただ、休業期間は半月に及び、経営の厳しさは増す一方だ。今週末の予約は同日夕時点でまだ入っていない。「感染が収まり、宴会の予約が入らないと経営的には厳しい」と話した。

諏訪市末広のガールズバー「JERRY(ジェリー)」も同日から営業を再開した。同店を含め飲食店など7店を経営するT&Jの田口絵美里社長は「お客様をお迎えできること、従業員と久々に会えることがまずはうれしい。ただ、感染リスクと隣り合わせという緊張感も常にある。複雑だけど、頑張るしかないよね」と前を向いた。

県が「感染対策強化期間」としている9日まで休業を継続する店もある。茅野市仲町の居酒屋「ゑびす一丁目」は定休日でもある同日まで休業し、10日に再開する予定。代表の北澤日出男さん(40)は「(客足回復までには)今月いっぱいまではかかるのではないか」と推測した。

一方、時短要請対象外の岡谷市内で飲食店を経営する50代男性は「これまでも客足が戻った頃に再び自粛が始まるケースが続いた。安心はできないし、すぐに売り上げが戻るとは思えない」と話した。

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