2021年5月8日付

LINEで送る
Pocket

新型コロナウイルスワクチン接種のスピードが諸外国に比べて遅いとされる日本だが大型連休が明け、県内でも高齢者向けの接種が徐々に本格化する見通しになっている。感染防止の「切り札」として大きな期待がかかる▼情報が十分届かず、住民の不安が拭い切れない面もあるワクチン接種。県は正しい知識を持ってほしいと「教えて 新型コロナウイルスワクチン」と題したチラシを発行した。接種の流れや副反応などを手書きのイラスト付きでまとめてある。県のホームページで見ることができる▼茅野市手話サークルと市聴覚障害者協会が、ワクチン接種について学ぼうと開いた説明会。市の担当者から、受けた方が受けないよりも発症した人が少ない、2回目の接種後は発熱などの副反応が起きやすくなるといった概要を知った。関心が高く、熱心に話を聞く姿が印象的だった▼参加者からは接種すべきとの意見だけでなく、インフルエンザのワクチンも打ったことのない男性は接種に不安げな様子を見せた。担当者はさまざまな意見が出ることは好ましく「医師に相談するなどして納得した上で受けてほしい」と呼び掛けた▼アレルギーの症状が出る人や、有効性と接種リスクを慎重に見極める必要がある妊婦などワクチンが打てない人も一定程度いると言われている。未接種者に対する差別は起きてはならず、周囲の冷静な対応が重要になる。

おすすめ情報

PAGE TOP