「定住自立圏」縦断バス 運行ルート案

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伊那市、箕輪町、南箕輪村による「定住自立圏」構想の一環で来年度から試験運行する3市町村縦断バス路線について、伊那市は5日の市議会全員協議会で、運行ルート案を明らかにした。県道146号(旧国道)と国道153号を基軸に、同市西春近赤木を起点として伊那中央病院、南箕輪村役場を経由し、箕輪町中箕輪大出で折り返すピストン型で、片道約25キロ。伊那バス(同市)が2010年度まで独自運行していた「伊那本線」に近い経路という。

同路線は圏域内の移動・交流を促進し、地域の活性化や一体感の醸成につなげる狙いで実施。運行ルートの検討にあたっては、「伊那本線」をベースに、通院、通学、買い物などの利便性を考慮し、総合病院、商業施設、高校へのアクセス向上を図った。

所要時間は片道1時間11分。毎日運行し、平日は上り10便、下り10便、土日・祝日は上り4便、下り4便。運賃は未定だが、運行区間をいくつかのゾーンに分けて設定する「階段方式」とする。

バス停は3市町村で計60カ所に設置。「赤木駅前」「沢渡駅前」「(伊那バス)本社前」「通り町」「伊那中央病院」「神子柴」「南箕輪村役場」「ベルシャイン箕輪店」「上伊那生協病院前」「(同)箕輪営業所」「ベルシャイン伊北店」などを設ける。

運行は伊那バスとジェイアールバス関東に委託。事業費は年3600万円を見込み、3市町村が走行距離に応じて負担する。運行車両は高齢者や障害者の利用に配慮し、ノンステップ型の小型バス2台をバス事業者が購入。車両購入費は5年間に分割して委託料に上乗せする。

ルート案は9月議会に合わせて各市町村議会に示された後、10月に住民からの意見募集を実施し、11月中に運行内容を確定。12月中にバス事業者を通じて運輸支局へ認可申請し、来年4月1日の運行開始を目指す。これに向けて3市町村は停留所案内板整備費や時刻表印刷費を9月補正予算案に計上している。

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