中間教室、夜間も開設 17日から伊那市教委

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夜間にも開かれることになった伊那市の中間教室「やまびこ学級」

伊那市教育委員会は17日から、現在は昼間に開設している中間教室「やまびこ学級」(中央)を夜間にも開くことを決めた。昼間は保護者の送迎が難しいため距離的に自力で通うことが困難だったり、日中の活動が苦手だったりする児童生徒が通いやすいよう支援する狙い。これまで開いてきた昼間の中間教室はそのまま存続する。

中間教室は不登校の児童生徒の居場所を確保し、学校への復帰に向けた支援を行う目的で、市内の小中学校に在籍し、集団生活になじめないなどの理由で登校できないでいる児童生徒に「安心して過ごせる居場所」を提供している。伊那公民館西側の2階建ての建物で、原則毎週月~金曜日の午前9時~午後3時に開設している。

夜間の中間教室は毎週月~水曜日の週3日、午後5時30分~8時30分に開く。この時間内のどの時間でも通うことができる。児童生徒が自ら通う曜日や時間を決め、教室で行う活動も自分で決めることができる。希望があれば学習支援も行う。

市教委によると、県内では38市町村で62の中間教室が開かれているが、夜間に開くのは聞いたことがないという。保護者が送迎しやすい時間帯に開設することで自力では通うことが難しかった児童生徒が通いやすくするほか、夜間の方が活動しやすい児童生徒にも配慮した。

市教委は不登校の児童生徒を 支援するため、今年度から「教育支援コーディネーター」1人を新たに配置。夜間の中間教室もこうした取り組みの一環で計画し、大型連休明けのスタートを目指して準備を進めてきた。

同コーディネーターの北澤喜宏さんは「伊那市の不登校の児童生徒数は他市町村と比べて飛び抜けて多いわけではないが、一人一人に寄り添い、支援していくことが大切だ。学校や自宅にもうかがうので気軽に相談してほしい」と話している。

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