守屋山の眺望多くの人に 受け入れ整備進む

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守屋山の東峰山頂に到達し、雄大な眺望を見て喜ぶ登山客=5月4日

諏訪市、伊那市高遠町境の守屋山で登山客を受け入れる環境整備が進んでいる。山頂の東峰(1631メートル)、西峰(1650メートル)では、諏訪市が県森林づくり県民税(森林税)を活用して立ち木を伐採し、諏訪湖や八ケ岳連峰などの眺望を確保。山を管理する団体の一つで同市の神宮寺生産森林組合は、登山口の駐車場を拡張した。中間点にある休憩地「水呑場(みずのみば)」には、現地の伐採木を活用して製作したテーブルベンチを置いた。

山頂の眺望は諏訪市が昨年度、森林税を活用する観光地等魅力向上森林景観整備事業により、計1.08ヘクタールにあった高さ20メートル前後の立ち木を伐採した。このうち、東峰は0.71ヘクタール、西峰は0.37ヘクタール。昨年10月に作業に入り、今年1月中に完了した。事業費は160万6000円で9割を県補助金で賄った。

同組合の自主事業として行った駐車場の拡張工事により、約30台分だった駐車スペースを約60台分に増やした。水呑場のテーブルベンチは10基設置。倒木の危険があった周辺の老木を切り倒して有効活用した。

5月上旬の大型連休には、家族連れやカップル、高齢者グループなど老若男女が訪れ、山頂から北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ケ岳連峰の山々や諏訪湖、霧ケ峰など360度の大パノラマを楽しんでいた。家族ぐるみのグループで東峰を登った大野裕和さん(57)=諏訪市上諏訪=は「見晴らしがとても良くてぜいたくな気分。登山経験があまりないが、登りきることができた」と爽快感に浸っていた。この後、グループの親子と一緒に西峰に向かった。

諏訪市農林課によると、守屋山の登山客は増加傾向にある。同森林組合の藤森正紀組合長(72)によると、守屋山の山頂からは日本の百名山のうちの約30の山々が見渡せるといい、「比較的登りやすく、景色もいい。守屋山の魅力が少しでも多くの人に伝わるとうれしい」と話していた。

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