コロナ下 静かに御柱祭準備 下社御用材伐採

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2022(令和4)年の諏訪大社御柱祭に向け、下社の御用材となるモミの伐採が10日、下諏訪町郊外の東俣国有林であった。新型コロナウイルス感染拡大防止のため氏子の参加人数を約300人に制限し、春宮、秋宮合わせて計8本を伐採。現場に花を添える木やりなどの大きな掛け声はなく、来年の祭事に向けた準備を静かに整えた。

伐採は町全10区の各伐採委員会が担当した。御柱祭下社三地区連絡会議によると、同日午前8時ごろから神事を行い、同8時30分前後から作業を開始した。好天の下、時間短縮のためチェーンソーを使い正午ですべての作業を終えた。8本のうち3本は皮むきなどを残したため、後日作業する。

「春宮一」は慣例に従って同町第一区が担当。熊崎克志伐採長(51)=同町仲町=によると、氏子たちは神事の後、チェーンソーとのこぎりで斧口を作り、反対側から大きなのこぎりで切り口を広げていった。倒れる瞬間には「ゴゴゴゴ…ドシン」と大きな音が響いたという。

現地には報道機関も入らず、同会議は同日午後、下社秋宮で報道機関向けの会見を開いた。北村卓也会長は「歴史上まれに見る伐採だった。御用材は確保したので来年はいかに祭りを実行していくか、知恵を出し合いたい」と話した。

下社の御用材は通常、秋ごろに曳き出し地点である同町大平の棚木場まで仮搬出されるが、北村会長は「通例では今年中に出しているが、現段階ではいつ誰がやるのかは白紙」とした。

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