諏訪の「ふじ」でジュース JA信州諏訪

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JA信州諏訪が3年がかりで商品化した、地元産のリンゴ「ふじ」で作ったストレートジュース

JA信州諏訪は、同JA集荷の地元産リンゴ「ふじ」を搾ったストレート果汁のジュースを新発売した。地元農作物を加工した同JA初の独自商品で、3年がかりで商品化。従来、農家直売でほとんど市場に流通しないこの地域のリンゴを通年味わえる希少性と、「こくと甘みが豊かで後味すっきりに仕上がった」(同JA営農部)おいしさでファンをつかみたいと意気込んでいる。

同JAの果樹部会員は現在約80戸で、「ふじ」リンゴが主力。これまで、傷や変形などで店頭販売が難しいリンゴは生産者自身が果汁を搾って自家消費したり、同JAが集めて加工業者に売却したりしていたが、生産者やふじリンゴの果汁のおいしさを知っている地元住民、JA職員らからはジュースの商品化を求める声が上がっていたという。

そこで2018年度から商品化に向けて動き出し、加工は松本市内のメーカーに委託。1本190グラムの缶入りに仕上げた。パッケージデザインは14年に誕生した同JAのシンボルキャラクターで”宣伝部長”の「じゃすまる」を採用。女性を中心に多くの職員が知恵を絞って「子どもたちに手に取ってもらえるようデザインに工夫をした」といい、背景に諏訪湖や八ケ岳も配して土産や贈答用も狙った。

初商品は昨年11~12月に集荷した約30トン分で、約3万4500本。販売は今春、事業を開始した同JAグループで生活事業専門の「あぐりライフ信州諏訪」が手掛け、地元のAコープや同JAの農産物直売所で1本、税込み108円で販売する。

あぐりライフの熊谷洋営業課長は「当農協のふじリンゴは元来、市場評価がとても高い。地場産原料の飲料としては価格を抑えて店頭での競争力もつけた」と胸を張る。

「生産者と原料が明らかな安全と安心感で地元の人たちに愛飲してもらいたい」と期待し、地元産農作物の加工商品化の足掛かりにしたい―と構想を膨らませている。

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