日本の美意識に迫る サンリツ服部美術館

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人々の生活に彩りを添えた調度品などを紹介している展覧会

諏訪市湖岸通りのサンリツ服部美術館は、展覧会「華のあるくらし コレクションで楽しむ日本の美意識」を開いている。前期と後期を合わせて、びょうぶや手箱、食器など計47点を展示。生活を彩る身近な道具を紹介し、日本で育まれた美意識に迫る。

「美をまとう」「空間を彩る」「ハレの日を祝う」の三つのテーマに分けて展示。「美をまとう」は細やかな絵が目を引くびょうぶや蒔絵を施した手箱などを並べた。江戸時代の遊女による興行を描いた「歌舞伎図屏風」は遊女の衣装から見物客の服装までが細やかに表現され、当時の美意識が垣間見える。「空間を彩る」は桜と流水を描いた「桜流水図屏風」や、鹿の絵や古今和歌集の秋の和歌をリズミカルに書いた「鹿に秋草下絵新古今集和歌巻」などが目を引く。

「ハレの日を祝う」は祭事や年中行事に使われた道具を展示。ひな人形の後ろに飾る小型のびょうぶ「曲水宴図屏風」は、自分の目の前に酒杯が流れてくるまでに和歌を詠むという宮中で行われた遊びの様子が描かれる。ほかにも端午の節句で好まれる鯉の蒔絵の硯箱などがある。

同館は「現在は美術館の収蔵品だが、当時は生活に身近な道具であったと知ってほしい」と話している。

前期は6月3日、後期は7月4日まで。午前9時30分~午後4時30分。祝日を除く月曜と6月4日は休館。入館料は大人1000円、小中学生400円。

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