ワカサギ試験捕り 生き残り「2割程度」

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諏訪湖のワカサギ大量死問題で、諏訪湖漁協は5日、湖全域で2回目の投網による試験捕りを行った。午前4~6時に漁師12人が捕った1年目の魚(小公)の総量16.5キロとなり、3日と同様に「厳しい結果」となった。2回の数値を分析して今季の投網漁の対応を決める考えだが、生き残りが「2割程度」との見方を固めつつあり、春先の採卵資源の保護に向けて厳しい選択を迫られそうだ。

初回の水揚げ量は13人で21キロだったと分かっている。漁師1人当たりでは順に1.62キロ、1.38キロとなり、藤森貫治組合長は「初回より厳しい結果になった。甘めに評価をしても例年の2割の漁獲しかないと言える。(7月26~27日に)やはり8割程度が打撃を受けたと思われる」との見解を示した。

無作為抽出した小公32匹を調べた結果、平均体重は初回を上回る2.5グラムだった。冬になっても1グラムに満たない年がある中、数が減り1匹当たりの餌量が増えたためか、この時期としては「異例の大きさ」まで育っている。

両日ともに投網を打った漁師の1人は「通常の年ならば1人で30~50キロは捕るが、きょうは2.8キロだった」。漁協の市場を訪れた川魚店主の1人は「川魚需要は低迷するが、今年に限っては小宮御柱祭で上向く期待はあった。だが、この状況では諦めざるを得ない」と話した。

試験捕りは通常だと湖内の定点6カ所で行うが、大量死後は日によって結果にばらつきがあり、投網による湖内全域の調査で魚の残存量を正確につかむことにした。

藤森組合長は「一時的に河川に避難していた魚も湖内に戻ってきており、この2日間での数字は現状を表したものだと思う」と指摘。釣舟組合の関係者とも話し合いを進めていく考えを示した。

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