高木東六没後10年 伊那で交流コンサート

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伊那市名誉市民で作曲家の故高木東六さん(1904―2006年)の没後10年に合わせた「メモリアル交流コンサート」が10月17、18の両日、同市荒井のいなっせと市創造館で開かれる。高木さんの遺志を引き継ぐ同市の女声合唱団「ザ・シワクチャーズ伊那」と横浜市の「ザ・シワクチャーズ横浜」が出演。伊那市ゆかりの「水色のワルツ」や「伊那市の歌」をはじめ、高木さんが手掛けた数々の作品を合唱で繰り広げる。

高木さんは歌謡曲からオペラ、童謡、校歌まで2000曲以上を作曲したほか、テレビ番組「家族そろって歌合戦」などの審査員としても知られる。1945年5月、空襲によって東京都の自宅を失い、一家で旧伊那市へ疎開。戦争が終わってからも7年間半、天竜川近くで暮らした。50年に大ヒットした「水色のワルツ」は天竜川を見て曲想が浮かんだという。

「音楽とオシャレは文化」をモットーにする高木さんは「女性が家に閉じこもらず、文化的な活動を楽しんでほしい」と願い、87年に60歳以上の女性でつくる横浜市の同合唱団を発足させた。その伊那谷版として、高木さんの亡くなった翌年の2007年に「ザ・シワクチャーズ伊那」が誕生。団員約60人が練習中も笑いを絶やさずに明るく合唱に取り組んでいる。

コンサートは「高木東六先生没後10年追悼演奏会実行委員会」などが主催。いなっせで開くコンサートは17日午後2時から、3部構成で高木さんの作品などを多彩に披露する。最後に両合唱団が合同で「水色のワルツ」「伊那市の歌」を歌い、締めくくる。入場料500円。全席自由。

市創造館では18日午前10時30分からミニコンサートを行い、高木さんが疎開時に使用していたというピアノの伴奏で2曲を歌う。高木さんの長女、緑さんによる講演会も行う。入場無料。

北原理光実行委員長は「ザ・シワクチャーズ伊那は高木さんの心を忘れず、歌い続けてきた。彼女らの歌声を聞き、高木さんを懐かしんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。チケット販売、問い合わせは市生涯学習センター(電話0265・78・5801)へ。

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