新山保育園起工 伊那市

LINEで送る
Pocket

起工式が行われた新山保育園の建設予定地

伊那市は19日、新山保育園(富県)の建設工事の起工式を現地で開いた。老朽化に伴う建て替えで、併せて新山小学校との共同の給食調理場も整備する。新山地区は市の「田舎暮らしモデル地域」の指定を受け、地域ぐるみで移住定住の促進に取り組んでおり、保育園の整備により地域の取り組みを後押しする狙いもある。新園舎は年内に完成、2022年年明けの供用開始を予定している。

市によると、旧園舎は1963年度に建設され、老朽化が進んでいた。09年度には園児数の減少に伴い休園となったが、地域住民による園児確保の取り組みにより14年度に再開した経過がある。市はこうした地域の取り組みや園児数の見通しも踏まえ、建て替えを決めた。

新園舎は木造平屋建てで、延べ床面積は307平方メートル。六角形が特徴的なリズム室・幼児保育室は目的に合わせ、可動式の家具などで多目的に利用できる。地域産材をふんだんに使い、ぬくもりが感じられる施設とし、木質バイオマスを活用したペレットボイラー・ストーブも設置する。定員は30人。

給食調理場は鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積は272平方メートル。新園舎西側に建設し、保育園とは渡り廊下でつなげる。新山保育園の給食は現在、富県保育園で作られているが、完成すれば新山保育園と新山小との共同の調理場となる。22年度からの供用開始を予定している。

総事業費は約5億600万円。設計・監理を清水設計事務所、建築工事をヤマウラ伊那支店、機械設備工事を長野日設工業、電気設備工事を林電機商会が請け負った。

旧園舎は昨年度に解体され、新園舎が完成するまで旧園舎の一部と隣接する旧新山診療所の建物を仮園舎として使用している。

起工式には市、市議会、地元関係者や施工業者など約30人が出席。白鳥孝市長はあいさつで、休園から再開に至った経過にも触れながら「小さい保育園だからこそできることもある。豊かな自然の中で生き生きとした子どもたちが育っていくことを期待する」と述べた。

おすすめ情報

PAGE TOP