2021年5月21日付

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九州南部から東海にかけて平年に比べて3週間ほど早く梅雨に突入している。梅雨入りしそうでしない関東甲信ももうすぐか。長雨や局地的豪雨が心配される時期の到来。シーズン入りは早くても雨量は平年並みの「穏やかな」梅雨であってほしいと願う▼気温や降水量、降雪など気象情報で使用する「平年値」がおとといから10年ぶりに更新された。テレビなどで気象予報士が「あすの最高気温は平年に比べて〇度高いでしょう」などと使う数値だ▼これまで1981~2010年の観測値を基にしていたが、新たに1991~2020年の30年間の値から平年値を出す。よく耳にする言葉だったが、こんなふうに算出されているとは知らなかった。直近に10年分寄ることで、寒暖などの平年値の感じ方は多少、今の肌感覚に近づくのかもしれない▼気象庁によると、新平年値ではこれまでより年平均気温が全国的に0.1~0.5度程度高くなり、降水量は多くの地点で10%ほど多くなる。桜の開花日も大半の地点で1~2日早くなる一方で、梅雨入りや梅雨明けのタイミングに大きな変化はないという▼長野(長野市)の観測地点でみると、日最高気温が30度以上となる真夏日の年間日数は旧平年値比4.1日増の47.6日になった。平均を取る年数が10年間入れ替わっただけでこの日数はやはり気掛かり。気候変動が急速に進んでいることを実感する。

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