諏訪湖の水質数値悪化 長期的には改善傾向

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県諏訪地域振興局は、2020年度の諏訪湖の水質の調査結果(速報値)を発表した。水の汚れを示す代表的な指標の一つのCOD(化学的酸素要求量)75%値と全窒素、全リン、透明度の年平均値の4項目のうち、透明度以外の数値が悪化した。同局環境課によると、昨春は晴天が多く、植物プランクトンが増えて水質が悪化した可能性があるという。長期的にみると水質は改善傾向にある。

県が毎年実施する調査で、湖心や初島の西側、塚間川沖200メートルの3地点で採水し、1リットル当たりの各項目を調べた。透明度は湖面から白い板を沈めて計測した。20年4月から21年3月までの月1回行い、3地点のうち最も悪い地点の年平均値を使用。目標値は諏訪湖の総合計画「諏訪湖創生ビジョン」に位置付ける県の第7期諏訪湖水質保全計画(17~21年度)で定め、21年度までの達成を目指している。

国の環境基準と比較して水質の程度を判断するときに用いるCOD75%値は、前年度比0.4ミリグラム増の5.3ミリグラムで、目標値4.8ミリグラムを上回った。全窒素も目標値0.65ミリグラムを上回り、前年度比0.09ミリグラム増の0.70ミリグラムだった。透明度は目標値1.3メートル以上に届かないが、前年度と同じ1.1メートル。全リンは前年度比0.004ミリグラム増の0.044ミリグラムだが、目標値0.05ミリグラムを下回っている。

同局環境課は「多少の変動があっても長期的には環境改善が進んでいる。誰もが泳ぎたくなる諏訪湖を目指して改善を進めていきたい」とした。

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