諏訪大社境内 「ポケモンGO」禁止

LINEで送る
Pocket

7月22日の配信以来、全国で話題のスマートフォン向けゲームアプリ「ポケモンGO」。ポケストップやジムが設定されている諏訪大社は、上社と下社の4宮境内での同アプリの使用禁止を決め、ホームページなどで呼び掛けている。利用者の事故防止や貴重な建造物の防火防犯面を考慮し、同アプリを運営するナイアンティック社(本社アメリカ)の東京の日本法人に15日までに設定を削除するよう求めている。

諏訪大社は閉門が無く、24時間門戸を開き、参拝を受け入れているが、アプリ配信後に問題が発生。夜間や深夜にゲームをしながら真っ暗な宮山や境内をうろつく若者たちの姿があり、近隣住民からの苦情があった。また歩きスマホでの転倒や参道前の鳥居に自動車を停めて車中でゲームをして交通に支障を及ぼし、職員が注意しても罵声や文句を言うゲーム利用者も。利用者は車のナンバーから県内が多いという。今後、画面を見ながら歩く利用者と参拝者との接触も考えられ、祭事の執行や参拝の妨げ、重要文化財の本宮や秋宮などの建造物や県天然記念物の上社社叢の防火防犯面でも、防犯カメラだけでは守りきれない、と自衛策として使用を禁止した。

8月31日に諏訪大社を訪れたナイアンティック社の担当者に対して、危険が危惧される場所を説明し削除を文書で求めた。大社によると「運営会社は、神社を観光施設と思い、宗教施設とは思っていない。責任はゲームをする人にあるという認識だった」と話す。全国の神社仏閣や公共施設で同様の削除要請が出されているが、ほとんどが様子見の状況で、削除されたのは広島の平和記念公園のみ。

諏訪大社では「時間がかかるかもしれないが、応じない場合は法的手段や神社本庁などに呼び掛け、削除を求めたい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP