アイガモ農法に向けひなのふ化に成功 高遠小

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ふ化したばかりのひなを手に乗せ、世話をする高遠小の児童

無農薬で米を作る「アイガモ農法」に向けて、伊那市高遠小学校の5年生34人は24日、ひなのふ化に成功した。自分たちの手で幼鳥に育て上げて水田に放とうと、譲り受けた21個の卵を温めて飼育。次々と殻を破って出てきた4羽に「かわいい」と喜び、小さな協力者の成長を願った。

4月から総合学習の一環で、育てた米や野菜を使った一汁三菜のメニューを作ろうと取り組んでいる。児童から「安全で安心して食べられるお米を作りたい」との声が上がり、アイガモ農法の案が浮上した。幼鳥に田んぼの雑草や害虫を食べてもらい、稲作と畜産を合わせて行う栽培法。子どもたちは経験者から話を聞き、命をいただくことも視野に入れて動き始めた。

この日の午前7時30分すぎ、登校した児童が卵からかえったひな1羽を見つけた。教室のふ卵器で温めてから27日目で、予定よりも2日ほど早いふ化という。他の卵にもひびが入り始め、子どもたちは「くちばしが出てきた」と夢中で観察。黄色の腹と茶色い背中で、時間がたつにつれて羽毛は乾いてふわふわに。手のひらに包むように乗せ、暖房器具で温めた飼育箱にそっと移した。
 
小屋は、隣の空き教室に設置。1週間後にひなを飼育箱から移し、泳ぎの練習をさせながら育てる。来月中旬、田植えを終えた水田に放つ計画だ。
 
児童らは「命ってすごい。大事に育てて協力してもらい、おいしいお米を作りたい」。「無事に田んぼデビューをさせ、元気に泳ぐ姿が見たい」と期待していた。

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