2年ぶり大ちょうちん 並木通りの保存会有志

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大ちょうちんの製作に励む並木通り大提灯保存会の有志

諏訪市大手並木通りの夏の名物大ちょうちんが今年、2年ぶりにお目見えすることになった。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で市民祭り「諏訪よいてこ」が中止となり、大ちょうちんもなく、物寂しい並木通りだったが、今年はいつもの夏らしい光景が戻ってくる。24日には「並木通り大提灯保存会」(西沢克廣会長)の有志が大手町一、二区公会所で製作。7月半ば頃から約1カ月半飾る予定。

大ちょうちんは高さ約3・2メートル、直径約1・8メートル。1955(昭和30)年前後から飾られるようになり、昨年まで途切れることなく続けられてきた。2016年2月にそれまで担ってきた大手二丁目商工業連合会が解散し、伝統が途切れる心配もあったが、保存会が受け継いで継続。コロナ禍の昨年、「よいてこが中止となった以上仕方がない」と苦渋の決断を下した。

だが、取りやめを残念がる声は予想以上に多かった。「皆さんが心待ちにしていてくれたことを改めて知った」という西沢会長(73)は役員らと話し合い、「今年は飾り付けて街を明るく照らそう」と決めた。今回はスポンサーを募らず、有志で資金を出し合って飾ることにした。従来は十数基設置するが、今回は4基とした。

24日の作業には約20人が参加し、大ちょうちんの骨組みに長さ約160センチ、幅約40センチの特注品の和紙を貼り付けた。2年ぶりの作業に最初はおぼつかないところもあったが、次第に手際が良くなり「どんどん上手になるね」「いい感じにできてるよ」などと声を掛け合う参加者の表情は明るかった。

大ちょうちんは例年、9月初旬の新作花火競技大会まで飾っており、飾り付けは今年も同様の期間を想定。西沢会長は「やっぱり大ちょうちんがないと、並木通りの夏の景色じゃないよね。作業するみんなの笑顔を見ると、うれしくなる」と話していた。

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