全国発明表彰 エプソンの2人内閣総理大臣賞

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今年度全国発明表彰で内閣総理大臣賞を受賞したセイコーエプソンの豊岡さん(左)と座光寺さん(右)

公益社団法人発明協会が全国公募で優れた発明、意匠を手掛けた研究者、科学者をたたえる「全国発明表彰」で今年度、セイコーエプソン豊科事業所ビジュアルプロダクツ事業部の豊岡隆史さん(43)と座光寺誠さん(47)が内閣総理大臣賞、小川恭範社長が発明実施功績賞を受賞した。「単一色のレーザー光源を用いた大光量高画質プロジェクターの発明」で優れた進歩性、社会への波及効果、売上成果などが総合的に高く評価された。6月22日に都内で表彰式が行われる。

内閣総理大臣賞は最高賞の恩賜発明賞に次ぐ賞で、同社の受賞は47年ぶり2回目。

2人は同事業部VP企画設計部に所属。受賞した発明は2000年から15年がかりでの開発という。蛍光体にレーザー光を当てると求める色光を発光できる点に着目し、回転する蛍光板に単一色のレーザー光を当てて三原色の赤緑青を生成。さらにレーザー光を点滅させて明るさを調節し、蛍光板の回転周波数を制御してプロジェクターの”永遠の課題”とされた投写映像のちらつきも解消した。

この技術によってレーザー光源プロジェクターの高輝度・高画質、大画面化を実現。壁面や天井への投写も可能になり、教育や芸術文化の分野にも使途を広げた。

受賞について豊岡さんは「立体物に映像を投影するプロジェクションマッピングや、デジタルアートなど新しい映像表現の発展に貢献でき、大変光栄。多くの仲間と取り組んだ成果を評価いただけた」とし、座光寺さんも「課題解決には多くの苦労があったが、世の中で広く使用される製品にできた。仲間と一緒に取り組んだ苦労が認められて大変うれしい」と話している。

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