2021年5月27日付

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最近、SNSで「エモい」という言葉をよく目にするようになってきた。一説では英語の「エモーショナル」や音楽のジャンルの一つ「イーモウ」に由来するという日本のスラング(俗語)で「ノスタルジック」「感傷的」「感動的」「趣がある」などの意味を込めて使われることが多いそうだ▼ここ数年、若い女性を中心に広がりをみせ、今では「込み上げてくるような複雑に混じった感情」を総じて言うそうだ。現代の消費やトレンドは女性発信のものが数多くあり、すでに時代に敏感な企業は女性たちの「エモい」流行をマーケティングに生かし、商品開発をしているという▼5月19日、開業70周年記念事業としてリニューアルオープンした西武園ゆうえんちに、人情味あふれる昭和レトロな商店街を再現した「夕日の丘商店街」が登場。昭和を生きた人には懐かしく、若者たちには「エモい」という。新しいのに懐かしい空間が注目を集めているのだ▼若者に受けるのは昭和の「もの」だけではない。昭和歌謡も脚光を浴び、あらゆる娯楽に満ちた現代に生きる若者たちが昭和歌謡の世界観に浸っているという▼かつて生活を豊かにしてくれた「もの」や流行が現代の若者たちによって再び脚光を浴びている。昭和を生きたわれわれと現代の若者の気持ちが「昭和」というキーワードでつながっているようで、なんだかうれしく思えるのは私だけだろうか。

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