県が飲食店PCR検査開始 上伊那

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受け付け終了後に検査キットを受け取る来場者=駒ケ根会場

県は27日、新型コロナウイルス感染者が増加している上伊那圏域の伊那、駒ケ根、箕輪、南箕輪、宮田5市町村にある飲食店の経営者、従業員を対象とした無料のPCR検査を伊那、駒ケ根の両市で始めた。初日には2会場で計225人が検査に用いる唾液を提出した。県によると、陽性者には「3日以内に保健所から電話連絡がある」という。

検査は、県の感染警戒レベルが上がった地域を対象に集中して行い、感染を封じ込める目的。上伊那地域では初めての実施となった。自家用車で来場した人が、車に乗ったまま検査に臨むドライブスルー方式で行っている。

伊那市、箕輪町、南箕輪村の飲食店関係者を対象にしたPCR検査は27、28、31日、6月1日の計4日間、同市営野球場駐車場で実施。初日には計95人が検査を受けた。検査希望者は駐車場に車を止め、受付で渡された容器へ約2ミリリットルの唾液を入れ、回収に来た行政職員に手渡した。

南箕輪村で飲食店を営む女性(64)は「お客さんには県外者もいるので万一を考えて検査した。こうした場所の設置はありがたい」と述べた。県感染症対策課によると、検査は発熱などの症状がない人が対象だが、過去の検査会場では「陽性者が出たことがある」という。

駒ケ根市と宮田村の飲食店従業員を対象としたPCR検査は27日から3日間の日程で、同市駒ケ根総合文化センター駐車場を会場に実施している。初日は事前申し込みのあった130人(駒ケ根100、宮田30)が検査を受けた。

駒ケ根会場では感染リスクを下げるために車での来場を呼び掛け、駐車場に止めた車内で検査を実施。徒歩で来場した人には検査用の部屋を用意している。対象者は会場内に設けた受付で検査キットを受け取り、乗り合わせた従業員らと一緒に車内で受検。検体採取後は車のハザードランプで合図し、両市村の職員が回収した。

同市下市場でそば店「信州手打ちそばとみ八」を営む店主の大嶋富雄さん(63)は夫婦で来場。「圏域が警戒レベル5なので検査を受けてひとまず安心したいという思い。県外のお客さんも多いので、安心して来店してもらえるようにしたい」と話していた。

検査結果は2、3日で判明する予定。28日は同会場で約170人が検査を受ける。

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