中間教室に「分室」開設 伊那市教委

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伊那市教育委員会は、中間教室「やまびこ学級」(中央)の分室「寺子屋」を市内4カ所に開設することを決めた。これまで距離的な問題から中間教室に通うことが難しかった児童生徒が通いやすいよう支援する狙い。それぞれ毎週1回開き、一歩を踏み出すきっかけにしてもらう。6月15日以降、順次受け入れを始める予定だ。

分室が設置されるのは、西箕輪公民館(毎週月曜日)、高遠町図書館(毎週火曜日)、手良公民館(毎週水曜日)、東春近公民館(毎週木曜日)。主に中学校の通学区を目安に地域バランスを考慮して配置した。

開設時間はいずれも午後1~4時で、この時間内であればどの時間に通ってもよく、分室で行う活動は児童生徒自ら決めることができる。不登校の児童生徒を支援するため、今年度から新たに配置された「教育支援コーディネーター」の北澤喜宏さんが指導者を務める。

中間教室は、集団生活になじめないなどの理由で学校に行けないでいる不登校の児童生徒に「安心して過ごせる居場所」を提供する目的で設置している。現在は伊那公民館西側の2階建ての建物で実施している。

しかし、同市は面積が広く、まちなかにある中間教室に通うためには保護者の送迎や交通機関の利用が必要な児童生徒がいた。分室としてより身近な場所に設置することで、これまで通うことが難しかった遠隔地の児童生徒の利用に配慮した。

北澤さんは「近くに居場所があれば足が向くと思う。当面は試験的に実施し、子どもたちの利用状況を見ながら、よりよい形にしていきたい」と話している。

中間教室については5月17日から、夜間(毎週月~水曜日、午後5時30分~8時30分)にも開くようにした。市教委によると、夜間の教室には現在5人の児童生徒が通っているという。

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