土砂災害に備え訓練 安否確認や土のう作製

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各世帯を回って確認した安否情報を区長や民生委員に伝える隣組長=茅野市の緑区公民館

■茅野市

茅野市は30日、出水期を前に土砂災害訓練を同市玉川の緑区で行った。区民や市職員、茅野署員らが安否確認や情報伝達の手順を確認するなどして土砂災害発生時に備えた。

大雨で土砂災害警戒情報が発表されて避難指示が出たと想定し、約120戸、310人余の同区民対象に実施した。市は円滑な安否確認のため自宅掲示を推進する赤、黄、青のプレートを事前に各戸に配布。今回は「避難所など安全な所に居る」ことを示す青色を避難指示発令に合わせて玄関前に掲げてもらった。新型コロナ禍を受け、実際の避難はしなかった。

区内12組の隣組長らは各戸を回り青いプレートを確認、安否確認表に記入し、仮の避難所に想定した区公民館に待機する区長や民生委員に報告。区長は無線で玉川地区コミュニティセンターに居る市職員に伝えた。隣組長から区長への報告はスムーズだった一方で、職員との無線のやりとりは電波状況もあって手間取った。篠原修一区長は「想像するより行動してみて良かった点や悪かった点が分かった。隣組長さんと話し合い、改善したい」と話した。

市は今年度から運用を始めた、災害情報をインターネット上で一元管理する「防災情報システム」に土砂災害などの被害状況を入力し、職員間で共有する訓練もした。

水防工法の訓練に取り組む消防団員と職員=富士見町

■富士見町

富士見町は30日、町水防訓練を第2体育館の駐車場で開いた。町、町消防団から約80人が参加。3班に分かれ、土のう作製やシート張りなどの工法、ロープワークの実地訓練を交代しながら行い、出水期を前に知識と技術を身に付けた。

ロープワークは塩ビパイプを利用し、基本となるかみくくし(巻き結び)、のの字結びなどを習得した。備蓄用にする土のうは1人3袋以上作製。シート張り工法などの訓練を通し、土のう袋は日光に弱いため保管方法に注意することや、身の安全確保を第一に活動することも確認した。

名取重治町長は「21日の大雨でも土砂崩落や増水被害があった。水害がいつ起きるか分からない。出水期を前にしっかり訓練してほしい」と訓示。町消防団の平出哲男団長は「水害は一番身近な自然災害と思う。技術を身に付けてほしい」と呼び掛けた。

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