五輪ボート事前合宿 下諏訪町長、慎重に検討

LINEで送る
Pocket

町が事前合宿を受け入れた場合、2000メートルコースの設置も検討している下諏訪町の「下諏訪ローイングパーク」

東京オリンピック・パラリンピックを前にアルゼンチンとイタリアの2国からボート、カヌー競技の事前合宿受け入れの打診を受けている下諏訪町の宮坂徹町長は2日の定例会見で、判断について慎重に検討している姿勢を示した。新型コロナウイルス感染症の影響で全国的に誘致を辞退する自治体が相次ぐ中、いまだ検討中とする理由として「事前誘致を前々からしてきた経緯がある。アルゼンチンは視察に来て町に良い印象を持っている。誘致に合わせて新艇庫建設を促進したこともある」と説明した。

町は赤砂崎の諏訪湖畔にある県内唯一の漕艇場「下諏訪ローイングパーク」を練習拠点に、選手が大会本番に向けた最終調整を行う事前合宿の誘致を目指してきた。宮坂町長は新型コロナウイルス感染対策のほか職員の体制確保、地元住民との交流方法など多くの課題があることを説明。町の予算状況は「豊かではない」とした上で「限られた予算の中でもアルゼンチン、イタリアに対応してもらえるかどうか詰めなければいけない」とした。

五輪ボート競技の公式コースは2000メートルコースだが、現在の同漕艇場のコースは1000メートル。受け入れた場合は選手団がコース延長を要望する可能性もある。宮坂町長は「要望があれば(ボートコースを作る)ブイを設置しなければならない」とし、「一応は想定して今年度予算に経費を計上している」と述べた。

町によると、アルゼンチンとイタリアの合宿を希望する日程が7月中旬で重なり両国の要望には応えられないため、受け入れる場合でもいずれか1国になる。町は3日までに最終的な方針を固め、4日の町議会全員協議会で表明する。

おすすめ情報

PAGE TOP