アドバイザーに栗林さん 伊那市プロジェクト

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Society5.0推進アドバイザーを委嘱された栗林秀吉さん

伊那市は3日、国の地方創生推進交付金(Society5.0タイプ)を受けて今年度から取り組む「INAスーパーエコポリス構築プロジェクト」を推進するため、助言や分析、課題検証などを行う「Society5.0推進アドバイザー」を栗林秀吉さん(74)=同市富県=に委嘱した。栗林さんは民間企業出身で、先端技術を活用して地域課題の解決を図る市新産業技術推進協議会会長として先駆的な取り組みを主導してきた。市は豊富な知識や経験を新たなプロジェクトにも生かしてもらう考えだ。

「スーパーエコポリス」は「環境と経済が親和した都市」の実現を図る構想。プロジェクトでは、無人垂直離着陸(VTOL)機による山小屋への荷揚げや、長谷循環バスを使った「モバイル市役所」、農林業や建設業、健康福祉分野へのロボット技術の導入などを進める計画だ。

地方創生の観点から取り組む未来技術を活用した新たな社会システムづくりの全国的なモデルとなる事業として採択された。事業費は今年度から5年間で約7億5000万円を見込み、約95%が国からの交付金などで賄われる。

栗林さんは建機大手の小松製作所に勤務し、米法人社長・最高執行責任者などを務めた。こうした経歴を買われ、2015年4月から市政策委員、16年5月から同協議会会長、19年4月から市産業振興委員を務めている。

この日は市役所でアドバイザーの委嘱式が開かれ、白鳥孝市長が栗林さんに委嘱書を手渡した。白鳥市長は「これまでの新産業技術の取り組みが高く評価され、その上に立って次の段階が示されてきた」と指摘し、栗林さんの手腕に改めて期待を寄せた。

栗林さんは「単に未来技術の導入にとどまらず、地域の課題解決が図られ、活性化に寄与することが求められている」と強調した上で、「壮大で夢のあるプロジェクト。日本のモデル都市にふさわしい取り組みとして挑戦していきたい」と決意を述べた。

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