下諏訪町 2カ国の五輪ボート合宿受け入れ方針

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下諏訪町の宮坂徹町長は4日に町役場で会見し、東京五輪のカヌー競技やボート競技に出場するアルゼンチンとイタリアから打診を受けていた事前合宿受け入れについて、両国を受け入れる方針を明らかにした。8日開会の町議会6月定例会に関係事業費を盛った補正予算案を提出し、即日採決を求める。

町は県内唯一の漕艇場「下諏訪ローイングパーク」を拠点にした合宿を誘致。2019年の現地視察で好印象を持っていたというアルゼンチンから4月に打診を受けた。新型コロナウイルスの影響で選手村の受け入れ期間が短くなったイタリアも受け入れを希望。同国の五輪委員会会長が宮坂町長に親書を送るなどして受け入れを強く要望していた。
 
宮坂町長は、選手が自国でワクチン接種してから来日し、滞在期間は毎日感染を調べるスクリーニング検査をすること、選手の行動範囲を宿泊施設と練習場の往復に制限することなどを条件に受け入れを決めたと説明。事業費については「自治体が大半を負担することが主流な中で、町の負担を極力抑えた内容で協議を進め、両国から了解が得られた」とした。
 
2国の合宿期間はいずれも7月。アルゼンチンはボートとカヌー競技の出場選手、イタリアはボート代表選手が滞在する。宿泊施設はアルゼンチンは町内、イタリアは諏訪市内で調整を進めている。すでに同漕艇場で実施予定の全国中学選手権大会と国体北信越ブロック大会は当初予定通り実施し、大会中、両国選手は練習を休止する。

補正予算案には警備費のほか、選手団と町民のオンライン交流のための費用など計334万円を計上。宮坂町長は「世界のトップ選手を間近で見ることで下諏訪ローイングパークがレガシーとして継承され、素晴らしい選手が諏訪地域から輩出されることを期待している」と述べた。

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