登山者の安全祈願 阿弥陀岳山頂で開山祭

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関係者による神事のみを執り行った第37回八ケ岳(阿弥陀岳)開山祭。神事が終わる頃、雨がやみ、八ケ岳連峰や諏訪盆地が見渡せた

原村観光連盟主催の第37回八ケ岳(阿弥陀岳)開山祭が6日、阿弥陀岳山頂(標高2805メートル)で行われた。昨年に続き今年も新型コロナウイルス感染症予防のため、一般を受け入れる開山祭は中止とし、関係者による神事のみ。関係者約15人が出席し、遭難者の供養と一年間の山の安全を祈願した。

例年、6月の第一日曜日には八ケ岳の登山シーズンを告げる開山祭が赤岳や北横岳、阿弥陀岳の各山頂で開かれ、多くの登山者が山頂に集うが、開山祭の中止を受け、今年も登山者はまばらだった。

山頂付近は午前8時30分過ぎから雨が降り出し、一時、あられが舞うなど肌寒い天候に。午前11時過ぎからの神事では岳遭難事故者の追悼や献花、黙とうをささげた。天気はその後回復し、諏訪盆地や諏訪湖が一望でき、八ケ岳連峰や南アルプスも見渡せた。

県山岳協会顧問で、原山岳会の清水澄さん(85)=原村=は「新型コロナが早く収束し、皆さんに登山を楽しんでほしい。神事のみだが、今年も山頂でできたことはうれしい」と話した。神事を執り行った津金一臣さん(62)=同=も「来年こそはコロナが収束し、開山祭に多くの人に来てほしい」と願った。

村観光連盟副会長の石川高明さん(53)=同=は、コロナ禍で日帰り登山が増えているとし、「日帰りでも雨が降れば山は一気に寒くなるので、装備をおろそかにしないでほしい」と話していた。

八ケ岳観光協会、ちの観光まちづくり推進機構、茅野山岳会も八ケ岳開山祭(赤岳、北横岳)を中止とし、同日、茅野市泉野地区コミュニティセンターで神事のみ執り行った。

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