諏訪湖畔レンタサイクル人気

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紅やマリーナで貸し出している自転車

新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい経営環境が続く観光業で、レンタサイクル事業が伸びている。諏訪市湖岸通りのホテル紅や直営のアクティビティー施設「紅やマリーナ」では、レンタサイクルがコロナ禍にもかかわず、コロナ禍前を上回る実績を残している。屋外で人との距離が取りやすいという感染対策の側面だけでなく、諏訪湖や八ケ岳連峰の景観、サイクリングロードなどの周辺整備も一因となっていそうだ。

■利用者前年の2~3割増に

同社によると、宿泊客はコロナ禍前の半分程度に落ち込む状況が続いているが、レンタサイクルは前年の2~3割増となりそうな見通しとなっている。緊急事態宣言を受けて全館閉館していた1年前の同時期とは単純に比較できないが、昨年1年間では、閉館期間があったにもかかわらずコロナ禍前を2割ほど上回った。近隣住民やリピーターの利用も多いという。

同社のレンタサイクル用の自転車はシティーサイクル、子ども用、スポーツタイプ、電動アシスト付きと自転車の種類も幅広い。スポーツタイプは高めの価格設定だが、「あえてスポーツタイプを選ぶお客さんが増えている」と同社総合企画部の佐藤浩部長(60)。「以前はこちらからスポーツタイプを勧めていた。ずいぶんお客さんの価値観も多様化した」と感じている。人気のコースは諏訪湖1周。親子連れは同ホテルから下諏訪町の赤砂崎公園までサイクリングした後、公園で遊ぶ利用の仕方も多いという。

■トライアスロン選手らにも好評

サイクリストやトライアスロンの選手、愛好者も諏訪地方を訪れている。諏訪湖だけでなく八ケ岳山麓を含めた山並み、起伏に富んだ地形も人気という。都内のトライアスロンチームメンバーの女性は琵琶湖を1周するサイクリング「ビワイチ」(約200キロ)の経験もあるが、「諏訪湖は湖と周囲の山並みの景色もいいし、サイクリングロードも整備されつつある。16キロという距離は初心者にも優しいし、周囲にすてきなカフェがたくさんあって女性にもうれしい。私は諏訪の方が好き」と話していた。

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