白樺湖、車山、霧ケ峰 EV周遊と自然散策合わせ誘客

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環境に優しい電気自動車(EV)を活用し、ビーナスラインと周辺地域の観光活性化を目指す「エコ観光地づくりモデル事業」で、県や関係9市町村、観光団体、自動車販売店でつくる協議会が事業計画を固めた。充電設備が整う白樺湖、車山高原、霧ケ峰高原で、EV周遊と自然散策を組み合わせたエコツーリズムを提供していくなどの観光振興策を盛り込んだ。

充電設備は白樺湖と車山高原に各1基あり、実証走行実験を基に、霧ケ峰高原に至るビーナスラインは「高標高地だが、EV周遊が可能な環境にある」と分析。一帯への来訪者の多くは「自然散策」が目的とし、双方の組み合わせは魅力ある高原観光商品になり得るとした。

仕組みとしては、ホテル・ペンションなどの宿泊施設がEVをレンタルしたり、観光客の利用時間以外は各宿泊施設の業務に使う「カーシェアリング」の方法を想定。一帯は夏季に観光利用が集中する傾向にあり、「EVで地域の魅力を高め、オールシーズンの誘客を目指す」意向だ。

県によると、諏訪地域には61基の充電器があり、県内10広域別で松本に次ぐ多さ(1月末現在)。特に諏訪湖周辺は充実しており、観光施設の割引特典などが付いた旅行商品を生み出し、JR駅からEVレンタカー・タクシーで巡ってもらう「レール&EVライド」の展開も組み込んだ。

一方で、松本、上田市方面を出発点にビーナスラインを目指すルートは、急勾配な上り坂があり、途中に充電設備を設置しなければ「周遊は困難」とした。また、冬季でも安心して走行できる環境とするには、諏訪側からのアクセス道路の要所にも新設が「望ましい」としている。

環境省の補助を受けた取り組みで、事業計画は3月末までに決定、公表する。県環境エネルギー課は「引き続き協議を重ね、各施策を具現化していきたい」としている。

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