リニア南アトンネル 年明けにも掘削開始

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JR東海は、リニア中央新幹線本線の南アルプストンネル長野工区で、先行する作業用トンネル(非常口)の準備工事に今秋から入り、年明けにも掘削を始める見通しだ。トンネル本体の本坑・先進坑の掘削着手は2018年初頭を目指している。7日夜、下伊那郡大鹿村で開いた長野工区関連の工事説明会で明らかにした。

同トンネルは山梨―静岡―大鹿を結ぶ延長約25キロで、うち長野工区は8・4キロ。JRによると、計画のうち本坑に先行する作業用トンネルは、同村釜沢(かまっさわ)地区の釜沢非常口、除山(のぞきやま)非常口、同村上蔵(わぞ)地区の小渋川非常口の3カ所。掘削は小渋川、除山2非常口は年明け、釜沢非常口は来年春から始めたい意向だ。その後の本坑掘削は2018年初頭から除山と小渋川の2作業用トンネル先端で「順次開始したい」としている。

南アルプストンネルの工期は2026年11月30日まで。施工は鹿島建設、飛島建設、フジタで構成する工事共同企業体が担当する。

南アルプストンネルとは別に、大鹿村と同郡豊丘村方面を結ぶ本線の伊那山地トンネル(約15キロ)は、来年秋頃からの準備工事を経て非常口トンネルの掘削に入りたい意向を示している。

工事説明会には住民ら約130人が出席。JR側が事業概要や発生土置き場などについて説明した。発生土についてJRは「大鹿村内に仮置きした後、(県道松川インター大鹿線で)松川町生田の候補地へ搬入したい」とした。

中川村関連では、同村を通過する県道の改良後、1日の往復通行量がピーク時1350台と想定する発生土運搬等工事用車両の台数について、JR中央新幹線建設部の澤田尚夫担当部長は「ピーク時の通行台数がこれで良いと思っているわけではなく、さらに減らしたい。大鹿村内の仮置き場を増やすことができれば、台数を減らすことができる」との考えを示した。

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