五輪合宿の補正予算案可決 下諏訪町

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下諏訪町議会6月定例会は8日、本会議を開いた。町側がアルゼンチンおよびイタリアの東京五輪ボート・カヌー選手事前合宿受け入れ費を盛った今年度の一般会計補正予算案を上程。即日採決で、コロナ禍での受け入れに反対意見もあったが、賛成多数で可決した。これを受け、町は選手団受け入れに向け本格的な調整に入った。

補正予算額は334万円。受け入れ業務委託料170万円、警備補助委託料85万円、需用費(消耗品、食糧費等)36万円のほか、選手がコロナに感染した場合に医療機関等に搬送するための自動車借上料41万円を計上している。

町は今年度一般会計当初予算にも関連予算150万円を計上しており、今回の補正を合わせた総額は484万円。練習場の下諏訪ローイングパークに2000メートルコースがないため、スポーツ施設整備費として110万円を当初予算に計上している。

アルゼンチン選手は9(うちカヌー6)人で、7月10日に来日、同月11~18日まで合宿。イタリア選手は36人で、7月13日に来日、同月14~17日まで合宿する。宿泊先はアルゼンチンが下諏訪町内、イタリアが諏訪市内で調整している。

町職員の人員は、常に選手の行動を把握できる環境を整えるとし、合宿側との連絡調整役の職員1人、練習会場施設管理として毎日4~5人を配置する考え。練習会場周辺等の警備はシルバー人材センター、湖上警備は県ボート協会に委託する方向で調整するという。

受け入れ時の感染対策マニュアルは、国の指針に基づいて作成し、6月末までに両国と協定を締結する予定。合宿に携わる町関係スタッフのワクチン接種は、今後検討するとした。

議案討論では、「お金を支出するだけの効果はない。町が2カ国も受け入れる理由が分からない」との反対意見があった一方、「受け入れれば知名度も上がり、子どもにも大きな夢を運んでくる」とする賛成意見があり、賛成9、反対3の賛成多数で可決された。

宮坂徹町長は「基本的に選手団はワクチン接種をし、検査を行って来る。さらに合宿中も毎日検査を行う」とし、「職員や町民と直接接触はないという受け入れ態勢を整える」と強調した。

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