三六災害のパネル展 中川村歴史民俗資料館

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中川村の水害の歴史を紹介するパネルが並ぶ会場

中川村歴史民俗資料館は、伊那谷に甚大な被害をもたらした1961(昭和36)年の豪雨災害「三六災害」から60年の節目を迎えるのに合わせ、同村の水害の歴史を伝えるパネル展を中川文化センターで開いている。1828(文政11)年に天竜川流域を襲った水害「子の満水」に焦点を当てた展示を通して、来場者たちが身近で起こり得る自然災害への危機意識を高めている。

1828年は、旧暦5~8月の雨により、たびたび天竜川流域で洪水が起こり、一帯に大きな被害が出たとされる。村内に甚大な被害をもたらしたのが、旧暦6月30日(新暦8月10日)~7月1日の大雨。天竜川が氾濫し、各地で家屋や田畑が流出。同村葛島(旧葛島村)では、人家2軒が流され、3人が亡くなったとされる。

同館は、数年前に寄せられた大量の古文書の解読を進める中で、つまびらかになった内容を、今回のパネル展で紹介。パネルには説明文とともに、洪水による窮状を幕府へ訴えた書状、絵図などの複製を添付。被害状況などを分かりやすく表している。

村教育委員会事務局は「過去の歴史をひもとくと、村では頻繁に洪水が起こっていることがうかがえる。パネル展が皆さんの防災意識を高めるきっかけになれば」と期待する。展示は28日まで。

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