石黒亜矢子ら二人展 イルフ童画館

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独特な世界観が魅力の「石黒亜矢子・ヒグチユウコ二人展」

独特な世界観が魅力の「石黒亜矢子・ヒグチユウコ二人展」

岡谷市のイルフ童画館は、9日から新たな企画展「石黒亜矢子・ヒグチユウコ二人展~異界への誘い」を開く。怖くてかわいい妖怪の世界を描く石黒さんと、擬人化された動植物の世界を描くヒグチさんの絵本原画や書籍挿絵など合わせて約180点を展示する。若い女性を中心に独特な世界観が支持される2人の作品を、二人展として紹介するのは同館が初めてで、ファンの注目を集めそうだ。

石黒さんは、「とうふこぞう」(岩崎書店)、「いもうとかいぎ」(ビリケン出版)などの絵本のほか、京極夏彦ら人気作家の装丁画なども手掛ける。同館では「発想と描写は現代の浮世絵師をほうふつとさせる」とし、絵本原画のほかキャンバスや板、和紙などに描いた大作も数多く展示している。

ヒグチさんは、「せかいいちのねこ」(白泉社)などの絵本や書籍の挿絵のほか、ファッションから飲料までさまざまな商業デザインも手掛けている。「細かすぎる線から生まれるかわいらしくもリアルな動植物の描写など、独特な画風が人気」(同館)で、今回は絵本原画や挿絵原画のほか、ネコの「風神雷神図」屏風などを展示。作品の中に入って写真が撮れる大型の立版古(一種のジオラマ)もある。

ヒグチさんの作品では、今月刊行される絵本の新作「すきになったら」(ブロンズ新社)の原画も展示。ヒグチさんが「大好き」というイリエワニと少女の恋を描いた作品で、絵本は二人展に合わせて同館で先行発売する。

二人展について同館の河西見佳学芸員は、「2人には強烈な個性を持っていた武井武雄と共通点がある。擬人化や世界観の作り方、発想の着眼点が面白さなどを見てほしい」と話している。

11月14日まで。開館時間は午前10時~午後7時。水曜休館。入館料は一般500円。

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