黄金色の二条大麦 駒ケ根・宮田で収穫作業

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収穫期を迎えた二条大麦のほ場=11日、駒ケ根市南割

駒ケ根市や宮田村、酒造会社、JA上伊那などが連携して進める地元産大麦を原料にしたウイスキー、地ビール造りプロジェクトの一環で、両市村で栽培されている二条大麦「小春二条」が収穫の時期を迎えた。今年で6年目の収穫。黄金色に輝くほ場では関係者がコンバインの音を響かせ、穂を垂れた麦を刈り取っている。

農産物の6次産業化や水田の新たな転作作物を探る中で2015年に始まった事業。両市町で栽培した大麦を原料とし、地元酒造メーカーと連携して17年から地ビール、昨年からウイスキー造りに取り組んでいる。

市農林課によると今年の栽培面積は前年を248アール上回る898アール。両市村の12個人・法人が栽培に携わり、約27トンの収穫を見込んでいる。作業は今月初旬から月末まで実施予定。11日には同市南割にある「農事組合法人みなみわり」のほ場(28・6アール)で作業があり、水分を含んだ状態で約1・2トンを収穫した。

今年の生育は順調といい、関係者は「実も大きく収量を望めそう」と期待を寄せる。収穫や乾燥作業を受託する林英之さん(43)は「地元のみんなで連携し、顔を合わせながら製品が出来上がっていくのは楽しい」と笑顔を見せた。ウイスキー造りを担当する本坊酒造マルス信州蒸留所(宮田村)製造主任の佐々木雄介さん(36)は「1、2年目より質が良くなっている。麦らしさや甘さが出る良い原酒ができる」と話していた。

収穫した大麦はJA上伊那が全量を買い取り、麦芽製造会社でモルト化した上で来年の仕込みに使用される。

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