蚕育てよう 岡谷蚕糸博物館が学校に配布

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1人ずつ蚕の配布を受ける児童たち=長地小

岡谷市の岡谷蚕糸博物館が市内外の小中学校や保育園に呼び掛けて行う蚕学習で、今年度の春蚕の配布が行われている。11日は同市の長地小学校4年3組(29人)に、同館学芸員が3齢の蚕300頭を届けた。児童たちは「かわいい」と目を輝かせ、飼育をスタートさせた。

蚕の飼育を通して命の大切さや蚕糸業の歴史、先人の知恵などを学んでもらおうと毎年、春蚕と秋蚕がふ化する時期に行う事業。今年度の春蚕は、申し込みのあった市内外の小中学校13校、茅野市の保育園を含む11保育園に合わせて4000頭を配布する。

同学級は昨年度の秋蚕から蚕学習を開始し、2年目。児童たちはこの日、同館学芸員の森田聡美さんから蚕を大きく育てるための注意点を聞いた。蚕が餌の桑の葉を食べる様子をよく観察した上で、「お蚕さまの気持ちになって、おいしそうな葉っぱを選んであげて」などという森田さんの話に耳を傾けた。

続いて、児童たちが事前に用意した飼育用の箱に1人5頭ずつ蚕の配布を受けた。児童は「昨日は楽しみで眠れなかった。かわいいので大事に育てて、今年は教室で糸取りを体験してみたい」とうれしそうに話していた。

児童たちが育てる3齢の蚕は今月末に繭になる。繭になった後については今後、飼育しながら話し合って決めるという。

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