富士見の新井戸尻考古館 町が基本計画案

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富士見町は、2025年度の開館を目指す新井戸尻考古館の基本計画案「新しい富士見町の考古館建設と埋蔵文化財の保存活用に向けて」をまとめた。「過去を学び、現在を知り、未来を考え、この地に生きる」を基本理念に、調査研究から保存展示、教育や観光などの役割を担う複合施設とする方針だ。15日の町議会全員協議会で報告した。

計画案は、町職員らで組織した町内プロジェクトの議論を基に、町生涯学習課が作成。基本構想、施設計画、展示計画、活動計画、新館建設に向けての5章構成で、文化財や遺跡の活用を含めた新館の方向性を示している。

基本構想では新考古館の機能として、遺跡の保存と調査研究をする「埋蔵文化財センター」、研究成果と町の歴史を伝える「考古地域博物館」、教育や地域活性化を図る「学習・発信施設」の役割を担い、井戸尻周辺の景観保全を目的に据えている。

施設計画では建物の規模について、現在の考古館と収蔵庫、歴史民俗資料館の1階部分を加えた広さを基本とし、約1300~1800平方メートルの延床面積を想定。このうち収蔵庫と調査研究室が40%、展示室が30%、体験学習などの普及活動場所に13%、共用部分を10%とし、残り7%を管理運営などに充てている。

建設費は類似施設との比較から、用地費を除いて1平方メートル当たり52~60万円と算出した。財源については「全体の2分の1を国、4分の1を県からの補助金で賄いたい」と説明した。

基本計画案は7月に設置する新井戸尻考古館建設専門委員会に諮問し、年度内に答申を得る予定。

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