ライチョウ復活「重要な事業」 中ア講演会

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中央アルプスのライチョウ復活事業について説明する講師の小林さん(中)

宮田村は17日、中央アルプス(中ア)で復活事業が進むライチョウに関わる講演会を村民会館で開いた。15人が聴講。講師で環境省信越自然環境事務所生息地保護連携専門官の小林篤さんは「中央アルプスでの復活事業は絶滅危惧種1B類から2類にするための重要な事業」と事業の経過や重要性などに触れた。

講演は中アの国定公園指定記念事業の一環。ライチョウ生息の歴史的経過と2014~19年の個体回復事業について振り返り、理解を深め、郷土愛につなげてもらおうと、県地域発元気づくり支援金を活用して開いた。新型コロナウイルス感染対策として、受講者は村内在住在勤とし、20人以内で実施した。

小林さんは、ライチョウの生息域について「北半球の寒い地域」とし、国内では山岳地帯中心だが「アイスランドでは人間の居住地域、アリューシャン列島では海辺にすむ」などと解説。日本で山岳地帯に見られる理由としては「寒い場所に逃れていくうちに山岳地帯にたどり着いた」とした。

14年から始まった個体回復事業については「ひながかえる時期は梅雨の真っただ中で雨にぬれて死に至るケースが多く、雨と捕食動物から守るために行っている」と説明。中アでの事業が「他地域で同様の状態に陥った場合の模範例になる」と、別の役目も持つ点を強調した上で、今年度は「動物園で増やしたひなを山に放つ手法で実施」の方針を示した。

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