佐藤九段が指導対局 辰野で将棋愛好者と交流

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指導対局で愛好者と交流を深める佐藤九段=20日、辰野町民会館

将棋界の人気棋士・佐藤天彦九段(33)が19、20の両日、辰野町を訪れた。辰野町民会館と辰野美術館を会場に指導対局を行い、多面指しで愛好者にこつを指南。自身の名前を冠した大会やトークショーなどでも参加者と気軽に語らい、交流を深めた。

佐藤九段の来町は2018年に始まり、コロナ禍が拡大した昨年を除き3度目。今年も有志団体の佐藤天彦九段を招く会が中心となり、将棋の地域普及を狙いに計画した。関連の企画展「荒川由貴展―華麗なる勝負師の物語」(長野日報社など後援)を開催中の辰野美術館、日本将棋連盟上伊那支部も全面協力した。

佐藤九段は指導対局で「最近の指導はオンラインばかりだったが、久々に直接指せるのでわくわくする。皆さんも将棋を楽しんで」とあいさつ。2日間で6人指しの対局を4回行い、上伊那や諏訪地方などの小学生や大人計24人を相手に流れるように指し、的確なアドバイスを送った。

将棋を始めて半年という、児童(6)=辰野南小学校1年=は20日の対局で、佐藤九段側に飛車や角など8枚落ちのハンディを付けた状態で勝利。「うれしい。いつも指しているおじいちゃんと比べて、プロはすごく強かった」と笑顔を浮かべた。

招く会代表の北原昭同連盟上伊那支部長は「県内に超一流の棋士が来てくれる機会はほとんどなく、本当にありがたい。子どもや若者らが、これを励みにプロを目指してくれれば」と期待していた。

同会館で開いた「佐藤天彦記念ほたる杯将棋大会」には南信地域など県内外から46人が参加し、有段、級位、小学生の3部門で腕前を競った。

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