上社里曳き 前宮曳行2日目 建て御柱3日目

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諏訪大社上社大総代会でつくる上社御柱祭安全対策実行委員会(笠原透委員長)は21日、来年5月の諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)の上社里曳(び)きで、前宮の御柱4本の曳行(えいこう)開始、曳(ひ)き着けの日程を従来の1日目から2日目に移し、2日目に行っていた建て御柱を本宮と同様に3日目に行う方針を公表した。円滑な曳行と氏子らの密集回避を目指す。

里曳きは、これまでは4月の山出しで曳き着けた茅野市安国寺の御柱屋敷から1日目に本宮、前宮計8本の御柱を曳き出していた。本宮一から本宮四に続いて前宮一の曳行が始まり、一番最後の前宮四の曳行開始は昼すぎとなることが多かった。曳行開始時間が遅くなると、前宮境内への曳き着けが日没後になる。安全面の心配もあり、前回以前の大総代経験者の反省点の一つでもあった。

新日程では、初日に御柱屋敷に集まる前宮4本の関係地区の氏子の人数を抑えることが期待できる。これまでは、本宮四が前宮の入り口前を通過するまで前宮の御柱4本を境内に向けて進められなかったが、新日程では初日に本宮四を前宮入り口前を通過させるため、前宮4本の曳行開始時間が早まり、円滑に進められる。3日目に本宮、前宮計8本の御柱が建つため、本宮への集中も緩和できる。

夕闇の中、諏訪大社上社前宮に曳き着けられる前宮四の御柱=2016年5月3日

来年の里曳きで変更するのは、これまでの反省点を生かすとともに新型コロナウイルスの影響で密集する状況を避け、できるだけ分散する対策を求める機運が高まっている背景もある。昨秋から本格的な協議を開始し、関係団体との調整を重ねてきた。

同実行委の小松秀敏事務局長(68)=諏訪市中洲=は「密集を抑え、曳行を円滑に行うことが参加する氏子の皆さんにとってより楽しめる祭りになると思う」と話している。

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