南信日日新聞 8000号記念の鉄瓶見つかる

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塩原さんから寄贈された鉄瓶

南信日日新聞(現長野日報)の紙齢8000号を記念して関係者に配られたとみられる鉄瓶が21日、諏訪市の塩原晴彦さん(73)から長野日報社に寄贈された。同市の本社で塩原さんから鉄瓶を受け取った佐久秀幸社長は「初めて目にした。8度も社屋が移転した経緯もあってこうした記念品はあまり残っておらず、大変ありがたい」と感謝した。

鉄瓶は高さ約12センチ、幅約17センチ。重さは約2・6キロで、手に持つとずっしりとした重量感がある。羽ばたく鳥の姿などが細かく彫刻され、細部には金箔をあしらった形跡も。ふたと持ち手部分は真ちゅう製で、ふたの裏には「南信日日新聞 八千號(ごう)記念」と刻まれている。

ふたの裏には「南信日日新聞 八千號記念」と刻まれている

長野日報社に残る記録では8000号を記念して1000人を招いての祝賀会を開き、漆塗りのお盆を配ったとあるが、鉄瓶の配布は確認できなかった。当時、製糸工場の経営者で後の上諏訪町長を務めた塩原さんの祖父ら限られた関係者にだけ配られた可能性もある。

鉄瓶は塩原さん方の使用していない火鉢とともに飾っていたが、長野日報が創刊120周年を迎えたのを機に寄贈を思い立ったという。塩原さんは「家に置いておくよりも、しかるべき場所で保管していただいた方がいい」と話していた。

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